ワードプレスのバックアップを手動で行う方法を説明します。

何かといえば、事前に「バックアップを取ってくださいと」指示されるワードプレスです。

けれど具体的にどうすればいいのかわからず、プラグインにたよったり phpmyadmin でとるあえずデータベースをダウンロードしてみたりしますけど。

それって何かあったとき、そのデータでリカバリーできますか？特にプラグインでのバックアップ。

そもそもそのプラグイン入れるときバックアップ、リカバリーのテストしましたか？

ワードプレスのバックアップ、リカバリーの基本的な作業の方法を解説します。

ワードプレスを構成しているもの

バックアップするものは次のものです。

• Mysqlデータベーステーブル
• データベースに保存されていないデータ
  
  • ワードプレスのスクリプト
  • テーマ、プラグインなどの保存先フォルダーが決まっているデータ
  • メディア（画像、PDF等）（物理的データと保存先フォルダ+ファイル名がデータベースに保存されているデータ）

バックアップするものは、以下の３つとなりますが絶対バックアップしなければいけないものとできれば取っておくといいものがあります。

Mysqlデータベーステーブル

ワードプレスで使っている「データベースをバックアップする」と簡単にいいますが、１つのデータベースの中にターゲットのワードプレスのデータの他にもデータが存在していることがあります。
ターゲットのワードプレスのデータは、データベースのテーブルの最初の文字が（テーブルプレフィックス（テーブル接頭辞））同じものがターゲットのデータベースのテーブルになります。


テーブルプレフィックス（テーブル接頭辞）は、インストール時に設定するものですが簡単インストールなどでワードプレスをインストールした場合、わからないかもしれません。
使ってるデータベースの情報は、 wp-config.php の中に記載されていますので、忘れた、わからないという時には、FTPでワードプレスのフォルダーにある wp-config.php を参照してください。

データベースのテーブルは、phpmyadmin でダウンロードして保管します。

データベースに保存されていないデータ

ワードプレスのデータベースには、ワードプレスの環境とPOST（投稿、固定ページ）の内容、他が保存されています。

データベースに保存されていないデータとして次のものがあり、これらは wp-config/ の中にあります。

• メディア（画像やPDFデータなど）
• プラグインソース
• テーマ
• そのほかプラグインで使っている持ち運びを意識したデータ

これらのデータは、FTPなどでダウンロードして保管します。

ワードプレスのスクリプト

ワードプレスの本体で wp-admin , wp-includes です。
ワードプレス本体のスクリプトは wordpress の公式サイトでダウンロードできるのでバックアップしてもしなくてもどっちでもという感じです。
特にマルウェアなどに襲われているときは、逆にサーバー上のワードプレスのスクリプトを持ってくるより、汚染されていない公式サイトから持ってきた方が安全です。

ワードプレスでバックアップすべきもの

バックアップ必須なのが、データベースのテーブルです。
これは、phpmyadmin の「エクスポート」で出力しますが、なぜかネット上のデータはCSVで保存する情報が多いです。

ですが、CVSで作ったものは、バックアップデータにはなりません。
そもそもCSVで出力しているにもかかわらずエクセルでは読み込めないことがほとんどです。

XMLもしかり、sql書式以外のデータはバックアップに使えません。ここ注意してください。
オリジナルプログラムでデータベースのデータを使用するときぐらいですかね sql以外を使うのって。

ワードプレスのテーブルのバックアップ方法

phpmyadmin にログインします。

この時のログイン ID、パスワードは、wp-config.phpに記載されている「ユーザー名」「パスワード」になります。


ターゲットのデータベースを選択します。


エクスポートを選択します。


エクスポート方法を「詳細 – 可能なオプションをすべて表示」にします。


テーブルは１つづつ選択して保存するようにします。
（まとめるとファイルが大きくなって phpmyadmin で読み込めなくなる可能性があるから）



ｓｑｌ形式での保存のオプションは、特に変更する必要はないと思いますが、サーバーによってはオプションをいじってる可能背うがあるため、
エックスサーバーのデフォルトの状態の画像をアップしておきます。以下のようにオプションを指定してsql形式で保存してください。

ワードプレスのバックアップデータでリカバリーする方法

ワードプレスのバックアップデータでリカバリーする方法は、単純ですが、図解したほうが理解できると思いますので以下のページでご確認ください。

→ワードプレスのリカバリーを手動で行う方法（ワードプレスバックアップ/リカバリーの基本）

ワードプレスのバックアップを手動で行う方法（ワードプレスバックアップ/リカバリーの基本）まとめ

ワードプレスのバックアップは、データベース（テーブル）、wp-contentは、絶対保存する必要があります。

wp-admin と wp-includes は、取っておいた方がいいですが、取っていなくてもワードプレスの公式サイトからダウンロードできます。
（ただし、使っているワードプレスのバージョン、ＰＨＰのバージョンは覚えておいてください。

リカバリーのときこれを合わせておかないとリカバリーしても動かなかったりします。

ワードプレスのデータのバックアップは

• データベースのテーブル（テーブルプレフィックス（テーブル名の最初の文字）が一致するテーブル）を phpmyadmin で sql形式で保存する。
• wp-content をFTPでダウンロード保存(最低でも uploads/ テーマは、手元にあればカスタマイズしていない限り不要 / プラグイン自作物でなくプラグインの検索で持ってこれるのであれば不要)

を保存します。

この書き込みがあなたの一助になれば幸いです。